RPA女子

RPA女子とは?MAIA代表が語るRPA女子の全貌

RPA女子

「人生100年時代」

1度は耳にしたことがあるだろう。

「60歳で定年」という概念がなくなりつつある今、100年生きる人生のプランニングを見つめ直す機会を私たちは与えられているのではないだろうか。

働く意義は「やりがい・生活をする糧」など、人それぞれだ。 だからこそ、自分で自分自身の働き方をプランニングして、自分の人生を設計していかなければならない。

今回は、『人生100年時代に、”自分らしく生きる”未来を、共に創造する。 』ことをミッションの根本として掲げている株式会社MAIAのCEO月田氏を直撃取材した。

MAIAは、RPAを開発できる女性を育成し、彼女たちが自分らしく働ける環境を作るという「RPA女子プロジェクト」を立ち上げ、現在も取り組んでいる。

なぜ、月田氏は”RPA”に目をつけ、”女子”と結びつけたのか。

現在のRPA女子プロジェクトの全貌と、今後のビジョンを明らかにしていく。

株式会社MAIA代表取締役の月田有香氏。
「人生100年時代に、”自分らしく生きる”未来を、共に創造する。」ことをミッションに掲げ
活躍している。

―「才能があるのにねむっている人が多い」
ミュージカル女優として活動中に感じたこの思いが、のちにMAIAを作るきっかけに

私は大学卒業後、二年間ほどアビームコンサルティングというところで、SAPとか内部統制とかのコンサルティング業務を行っていました。

でも、そのあと何を思ったのかミュージカル女優になりたいなと思って、ミュージカルの道に進んだんですね。全国津々浦々回りながら一応プロフェッショナルの役者としてやっていました。

その中で痛感したのは、優秀で頑張っている役者さんでもそれだけでは食べていけないということ。

役者さんってなかなか上に行けるものではなくて。お金を稼ぐことが難しいんです。役者という仕事をするためにアルバイトをするみたいな。

そういう人たちを見て「もったいないな」って思ったんです。

この人たちには表現力とかコミュニケーション能力があります。だったらば、彼らが講師として 、そういった能力の育成を企業研修として提供したらどうか。

企業にとっては社員の表現力などを鍛えられますし、役者さんにとっても自分の得意なことを仕事にできて、ちゃんとお金を稼げる。

そういう仕組みになるなと思って。そこで2010年に、演劇とかを使った業務研修を提供できる会社、cheersを立ち上げました。

そこからずっとcheersをやっていたんですけど、2017年にMAIAをたちあげる手前にいろいろなご縁がありまして。

RPAという最新テクノロジーと、復職などもう一度働きたいと思っているけどその機会を失っている女性ってつながるんじゃないのかなと考えたんです。

cheers と MAIAは、「才能はあるのに機会に恵まれていない人々に活躍する機会を与える」というところに連関があります。

復職したい女性とRPAをつなげたい。

世の中には復職したい女性が44万人いるとされています。

結婚後いったん家庭に入って子育てに専念する女性ってけっこう多いんですよね。

けど、いざ子供が大きくなって手が離れそうってなっても、家のこともしないといけないために、フルタイムで働くことは難しい。

だから今までずっとキャリアを積んできた人でも同じ会社に戻るのが難しかったりして。復職っていうのは女性にとってとても難しいんですよね。

それをなんとかできないかなと。そういう思いがずっとありました。

女性をどのように支援して、彼女たちがどう活躍できるのか。

そこで、RPAというツールに目がいったんです。

RPAって、業務を覚えさせて、レコードしていく、それをロボットにしていくという特徴がありますよね。

やっぱり特定の業務に詳しい女性だとか、細かいことをきっちりできる女性に向いているツールだなというふうに私は思ったんですね。

ならば、世の中にたくさんいる女性たちを教育して、そこから彼女たちが働きやすい方法、たとえば月50時間だけとか、時短とかで活躍してもらおう、と。

やっぱりライフスタイルに沿った働き方を彼女たちは望んでいます。

その働き方とRPAをかけ合わせたら女性の活躍につながるなと思ったのが、もともとのMAIAの思いですね。

RPA女子プロジェクトとは

ーRPA女子プロジェクトの始まりは2018年5月。

去年の5月に始めたプロジェクトで、MAIA、RPA Technologiesさん、Warisさん、V-Cubeさんの4社で立ち上げたプロジェクトなんですよね。主体はMAIAとRPA Technologiesです。

Warisさんは1000人強の、キャリアのある女性が登録されている人材紹介の会社で、ノウハウを提供してもらっています。

そして、V-Cubeさんは、リモートで仕事をするためのツールやオンラインのラーニングシステムを持っている会社で、インフラを提供してもらっています。

この4社で始めました。

時短、在宅、週数日勤務、リモートを希望する全国の女性たちに、RPAの特殊スキルを学んでもらって、そのスキルを活用しながら自分らしく働ける環境を用意する、っていうのがプロジェクトのもともとのビジョンになります。

ーRPA女子は今や全国に。背景、特性は人それぞれ。

2019年5月の段階で既に1714名が受講されましたね、RPA女子の教育を。

1期生から始まり、今は7期生までいます。

学習の最後には認定試験というものがあって、受講過程の全プロセスを完了してなおかつ認定試験に通った人が781名、およそ800名いますね。6割くらいの合格率というところでしょうか。

その800名の女子たちは、全国にいます。ほぼ全県にいらっしゃって、海外にもいますね。リモートで仕事をできる仕組みがあるので、海外の人でも全く問題ありません。

RPAのスキルの面ですが、彼女たちの中には、ITスキルをすごくお持ちの方もいますね。例えば元SEですとか、AI使ってましたとか。

あとはITスキルがなくても業務に詳しい方が多いです。RPA女子って実は平均年齢が43歳とかで、いろんなキャリアを持っている方がいるんですね。アパレルやってたとか、経理やってたとか、人事やってたとか。

本当に様々な前職を持っている方がいるので、一概にRPA女子はどういうタイプとかはないです。本当にすべてのジャンルの方がいます 。

RPA女子の学び

ーRPA女子の学びは決してやさしくない。「ロボットって楽しい」という思いが継続につながる。

RPA女子の教育では、2,3か月の間にまず30時間くらいの弊社が作ったオンラインコンテンツをマスターし、なおかつ、それが終わったあと、仮想OJTを4題くらい解くんですね。

仮想OJTは、お客様がよく持ってそうな課題を実際にお題にして、そこから自分で考えてロボットを作ってもらうといったものです。

自分で考えて調査をし、作ったロボットを、RPA女子のサポーターにステップを検証してもらいます。

これに通った人だけがさらに2時間くらいかけて認定試験を受験します。試験は70点が合格点となっていますね。

こういうプロセスをたどって合格となるので、自分でタイムマネジメントができる人、物事をきっちりと考えられる人、調査をして、仮説を立てられる人、あと「ロボットが面白い」と思っている人じゃないと難しいですね。

女子たちによると、「ロボットを作るのが楽しい」と思えるのが学習を続ける前提条件みたいです。

ーRPA女子は全員オンラインでつながっている。

実はRPA女子のみなさんってコミュニティラーニングと言われる仕組みを取っているんですね。RPA女子は1期生、2期生と7期生までいるんですけど、全員がスラック(ビジネス向けチャットツール)でつながっています。

そのスラックの中にはこちら側が雇っている、RPA女子を卒業したRPA女子の先輩たちもいて、彼女たちがラーニングを教えているんですね。

具体的には、RPA女子の疑問に丁寧に返信したり、仮想OJTのロボットの検証をしたりしています。

なので、学習中のRPA女子たちはスラック上で、弊社のラーニングだとか、OJTのことで、わからないことはいつでも聞けるようになっています。

こうしてRPA女子のみなさんがつながっていますね。

ーMAIAのラーニングはゼロイチ。完全な初心者をエンジニアに育てる。

うちの会社のラーニングはelearningなので、いつでもどこでも行えるのは確かなんですけど、それ以上に「ITの知識がない現場の人向け」に作っているという特徴があります。

経理の人が、なんとなく経理の業務をRPA化したいからRPAを学べるように、というようになっていて。

いわゆるSEとかプログラマー向けのコンテンツではなく、初めてシステムらしいものに触る人たちに向けて、すごく易しくなっていますね。

一応弊社のラーニングはゼロイチと言われていまして、ITに関する基礎知識や能力がゼロであっても、そこからエンジニアに成長していけるような学習コンテンツになっています。

RPA女子の強み

—RPA女子の強み。それは、”開発環境・体制・教育・時間”の4つが特徴的だということ。

まずは、開発環境という面でいうと、完全にリモートでロボットを作れるような仕組みになっています。AWS上にリモートデスクトップをおいて、そのリモートに入って開発を行うという。

企業の環境をリモートの場に再現して、そこでロボットを作っているので、セキュリティーの担保もされていますね。

体制という面でいうと、「コミュニティエンジニアリング」といって、RPA女子にチームとして活躍してもらっています。

彼女たちは1人で作業をするのではなく、数人でチームを組み、共同で作業を行っているんです。

その一つ一つのチームに、MAIAのコンサルタントがサポート役としてつくので、RPA女子になりたての人たちも安心して、学びながら働くことができます。

教育という面でいうと、RPA女子を活用いただいた企業様は、MAIAのラーニングを受けられるようになるという特徴があります。

なので、企業様側からしたら、自社の人材に対しての教育もされながら、ロボットを一緒に作っていくことが可能になります。一石二鳥になるような仕組みです。

時間という面でいうと、RPA女子は30時間や50時間など彼女たちの働ける時間で提供しているという特徴があります。 時間が短い分、金額は比較的安いです。

通常、RPAエンジニアを活用するというとおそらく160時間稼働や、まるまるひと月入ってもらうといった形態をとっている企業様が多いと思います。

しかし、お分かりのように、ロボット1台を作るのにそんな何百時間とかはいらなくて、数十時間、下手したら30分で作れるようなケースもあります。

企業様はRPA女子を稼働させることにより、優先度の高い特定の業務を、効率的に、比較的安くロボット化できるのです。

RPA女子の働き方

—RPA女子の働き方は十人十色

RPA女子の就業率って60%くらいなんですよ。

その就業方法はたくさんあります。

1つはMAIAの中で働くという方法ですね。 例えば、RPA女子の教育サポートをしたり、「ビズロボマーケット」の部品を作ったり。

「ビズロボマーケット」はRPATechnologiesさんと今年4月に共同で開始した、ロボットの部品を大量に置いているECサイトなんですけど、ここのロボットの作成を女子が300人体制とかで行っています。

もちろん、MAIAの外にも活躍の場が多くあります

お客様に対して完全リモートで、30時間や50時間とかでロボットを作って、支援したり。

逆に、RPA女子として大手商社などに80時間や100時間とかで常駐したり。

場合によっては、フルタイムで働いている人もいますね。 毎日ひたすらロボを20個くらい作っている人もいます。

さらに、RPA女子の活躍の場は地方にも広がっています

地方の社労士事務所や税理士事務所などに対し、完全リモートで会計関連のロボットを作ったり、スポーツジムのロボ化を手伝ったり。

地方からの需要がとにかく増えてきているので、もうあまり場所問わずにやってます。

ただ、タイミングのずれといった問題で、時には「仕事が見つからない」というケースが発生するのも事実です。

会社さんの案件というのはそのときそのときに勃発するものですし、ビズロボマーケットにも需要の発生時期がいろいろあります。

こうした課題の解決に現在私たちは取り組んでいます。

—地方でのRPA化に比例して、RPA女子の需要は増える

RPA女子の需要は今後も増えていくと思います。

自分の中で熱いなと思っているのが、先ほども述べた、地方の役所や企業のRPA化ですね。

山形県や沖縄県、長崎県をはじめとした地方では、現在RPAの導入やRPA開発の人材の育成に取り掛かろうとしている町や市が増えています。

こうしたプロジェクトの増加に比例して、RPAを開発し、全面的なサポートを行えるRPA女子のニーズが増えていくと思います。

RPA女子プロジェクトの今後

—もうRPAだけではだめなんです、これからのDXの時代は。

DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進していこうとすると、RPAって1ツールなんですよね。

RPAってすごく革新的なツールではある。

けど、RPA周辺にはAI、AI-OCRなど様々なツールがあって、今後はRPAをそういったツールと連携させたり、または新しい基幹システムやクラウドと連携させたり。

RPA自体にも、RPA周辺にも多くの可能性が広がっているからこそ、DXに関する幅広い知識を付けて欲しいんですよね。

なので、今後9月以降は、RPA女子のみなさんの学習環境を刷新しようと思っています。

継続的にRPAの知識を付けてもらうのはもちろんですが、より多様な、DXに関する教育コンテンツを弊社は提供していくことで、女子たちにもっともっと力をつけてほしい、そしていずれはDX女子になってもらいたいと考えています。

そして日本の生産性低下や人材不足といった課題の解消に向けて、彼女たちが活躍していける世の中を目指したいですね。

株式会社MAIAについては、こちらから。

MAIA Co.,Ltd.(株式会社MAIA)|Co-create the future

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