RPA WinActor

【五大ツールが語るRPAの未来】純国内産ツールWinActor

RPA WinActor

純国産ツールWinactor。

現場フレンドリーな使いやすいツールとして、日本国内で高いシェア率を誇っていることは周知の事実だろう。

この記事では、そんなWinactorの開発元であるNTT アドバンステクノロジー社に話を聞いた。

NTT アドバンステクノロジーの描く、未来のRPAとは…

「五大ツールが語るRPAの未来」の始まりだ。

WinActor取材

現場発祥だから、現場思い

–そもそも、Winactorとは

Winactorは2014年からNTT アドバンステクノロジー(以下NTT AT)で2014年から販売を開始した純国産のRPAツールになります。

実は元々、WinactorはNTTの研究所発祥のサービスなんです。

当時、RPAという言葉もない時代でしたが、NTT研究所では、NTTの各事業会社で行っている業務の効率化を支援する研究開発に取り組んでいました。

NTTの事業会社では、通信サービスを提供する業務において、業務を支援するシステムを利用していましたが、実際にシステムを利用している方が、うまくシステムを使えていないという現場の課題があったんです。

例えば 、同じ通信サービスを提供する業務であっても、東京のような都市部と、山間部では、その進め方は異なります。

しかし、同じシステムを利用しておりました。

そのため、システムの画面が業務の進め方に合っていないという状況になり、システムへのデータ投入で入力ミスをしやすくなってしまうなどです。

そのような課題の解決に向け、元のシステムを改造せずに、業務に合わせた適切なデータ投入等の仕組みをできるだけ簡単に提供することができないかについて、2008年ごろから研究開発を始め、自動化ツールとして実現しました。

このツールはその後、 その後、NTTの各事業会社の協力の下、複数の業務を対象に、現場の利用者が自ら業務に合わせた自動化シナリオを作れるように、多くの改良を繰り返していきました。

2013年までに、NTTグループ内で数多くのシナリオが作られるようになっており、他社様でもお使いいただけるのではないかということで、弊社(NTT AT)の方で商品化を行いました。

ということで、Winactorは構想ではなく、現場の課題を解決したいという思いからスタートしたサービスになりますので、当初から現場フレンドリーであるというのが製品の大きな特徴になっています。

具体的には、問題を抱えている方がご自身で解決できる、またそのためのシナリオを自身で作成することが出来るというところが大きな特徴であると考えています。

Winactorの強みは?

やはりシナリオの作りやすさですね。

フローチャートベースでドラッグ&ドロップでのシナリオ作成が可能であることや、ライブラリなどのツール類がお客様のご要望に応える形で豊富に準備されており、プログラミングの経験がない方でもシナリオの作成を容易に行うことができます。

もちろんコーディングの可能な方でしたら、より詳細に複雑なシナリオを作ることもできますので、初心者の方からプログラマーの方まで幅広くお使いいただくことが可能です。

–どのような企業にWinactorが最適なのか?

基本的にはすべての業界をカバーしております。

しかし、PCのデスクトップ操作の自動化から始まったツールになりますので、現場での繰り返し業務が多い場所で導入して頂ければ、高い効果を発揮することが可能であるという風に考えております。

–Winactorならではの機能は?

それはたくさんありますね(笑)

例えば、Ver6.0ではWinactorノートという機能が追加されました。

こちらはテキストエディターになります。

使い方としては、注文のメールを受信して、システムに転記していくようなものになります。

人がメールの文章を加工して名前や商品名を抜き出したりする作業を、マクロで記録して自動化することが可能になります。

他にも、Ver6.0から、メールの受信機能が追加されています。

Winactorの中にoutlook等のメーラーと同等の受信機能が組み込まれたものになります。

なので、メールを使わなくてもWinactorの中で直接メールの送受信や管理等を行うことが出きます。

この機能により、コールセンター等にメールで寄せられる、特定の質問に対して定型文を送信するというようなことを自動的に行うことが出来ます。

この機能があることでメーラー操作に関するシナリオを別に作成しなくてもよいという利便性があります。

–ということは、メールサービスのアップデートが起きた際にも、ロボットが動かなくなどの問題を防ぐことも可能

もちろんそういうことになります。

RPA=自ら行う生産性アップ施策

–RPAを導入に際して、どのような問題が起こるのか?

やはり現場の抵抗感というものはあるという風に伺います。

本当に効率化するのか?みたいなお話ですね。

こちらに関しては代理店様の手厚いサポートによって、ある程度解決できているのかなという風に考えております。

弊社はメーカーですので直接伺うことはないのですが、全国に多くの代理店が存在し、そこで熱心に導入の支援を行ってくださっており、導入のハードルを下げていただいております。

確かに、最初は皆様疑っているそうなんですね。

本当に効率化できるのかと。

さらに、大抵最初は忙しい部署から導入されるんですね。

なので仕事を増やさないでくれということになるんです(笑)

聞き取り調査だったり業務の見直しで時間もかかりますので。

ただ、ある程度効果が出始めますと本当に効率化できたということで、喜んでいただけたみたいなお話は伺いますね。

–自分たちの仕事が奪われる、自分の仕事はロボットなんかにはできない、みたいな現場からの反発もあるが…

WinActor取材

ケースバイケースではありますが、確かに自分の仕事がロボットに奪われるというような印象もあると思います。

ただ、Winactorの場合は導入されるご自身でシナリオを描いていただくことを推奨していますので、情報システム室等で開発される場合などとは違い、自身で自身の業務の改善を改善することになるんですね。

そうすることで、面倒な作業などを夜間ロボットが代替して生まれた時間でもっとクリエイティブな仕事や、本当にやりたかった業務を行うことが出来るようになります。

なので、仕事を奪われるというよりも自分の仕事が拡大したり、自分の能力を上げることが出来るといった感覚でお使いいただけることが多いですね。

ということで、Winactorの利用に関して仕事を奪われたりするような抵抗感はあまりないのかなと。

運用に際して、現場主導で行う際に起きるコンプライアンスやセキュリティの担保については?

基本的には二つの方向性があると考えております。

1つはルールで縛るということですね。

社内でRPAの導入に関するルール決めを、セキュリティや機密保持の規約に沿って行うという方法です。

もう一つがシステムで規定するという方法です。

弊社はManager on CloudとWinDirectorなどのツールが存在しますので、そちらでロボットを統括して、管理して頂くという方法ですね。

ただ、システムでどこまで規定するかについては考えなければならないことが多々存在します。

あまりガチガチに縛ってしまうと、現場主導の良さが失われてしまう。

例えば、許可がないとシナリオを作ることが出来ないとか。

かと言って、普通にシナリオを作っていろいろな場所に配布する、みたいなことをやっているとバージョンの管理などが出来なくなくなる。

ということで、ある程度の管理もやはり必要です。

そのバランスをどこで取るのかが重要になります。

現在、弊社でもユーザー様の声を聴かせていただいたり、現場の分析を行いながら、いろいろとサービスの開発を行わせていただいております。

RPAという言葉が使われない世界へ

–将来的にRPAはどのような立ち位置になると考えているのか?

将来的には、RPAという言葉が全く出てこなくなるのではないかと考えています。

裏方というか、システムの裏に実はいるんだけど表には出てこない。

そのような存在になっていく必要があるのではないかと思っています。

従来のシステム開発で行っていた作業に、実はRPAが裏に組み込まれていて、ユーザーから見えないところで行ってくれているみたいな。

AIを使いたいと思ったらRPAが裏でよしなにやってくれているような(笑)

そんな世界が来るのではないかと思っています。

逆にRPAが目立つ世界は良くないと思っていて。

自然に使われているような世界が理想かなと。

–御社ではRPAの未来に向けてどのような取り組みを?

現在、よく使われるであろう既成のシナリオを従量課金制で利用できるサービス(Cast on Call)を現在準備させていただいております。

現在はオープンベータ版という形で一部の方に試していただいており、早ければ八月にはサービスを開始できるかと考えています。

実際にRPAのツールってかなり高額じゃないですか?

当社のお客様でも小規模な業務を自動化したい方や、繁盛期だけ利用したいという方がいらっしゃるんですね。

そういう方々に、ロボットを1台買っていただくのも費用対効果が取れませんので…

そういう方々に対して、1シナリオの実行を1000円以下で行えるCast on Callは有用なサービスになるのではないかと考えています。

それともう一つ、AIやAI-OCRといったRPAの第二世代と言われているような技術にも力を入れています。

その為、弊社では言語処理や機械学習といった今までリリースしてきたサービスなどの蓄積もありますので、それをもとに進めていきたいと思います。

–最終的にRPAはどのようなツールになるでしょうか?

仕事のパートナーにしたいですね。

注文書の取り込みのお願いをして、分からないとこがあったら聞き返してくれるような。

間違っているところを指摘してあげれば学習してくれるような、そんなロボットを作れたらいいですよね。

そうすれば、仕事も楽しくなるかもしれません(笑)

一人一台の未来を見据えて。

いかがだっただろうか。Winactorは日本発祥のツールであり、その使いやすさにも定評のあるツールだ。

5大ツールの中でも、最も現場フレンドリーに重きを置いたツールと言ってもいいだろう。

今後、NTT アドバンステクノロジーの方々が語るような未来が訪れるのであれば、我々の働き方も大きく変化するのかもしれない。

今後のWinactorがどのような進化を遂げていくのか、大きな期待をもって今回のまとめとさせていただく。

WinActorのHPはこちら

RPAツール国内シェアNo1「WinActor®(ウィンアクター)」公式サイトです。業務システム向けRPAツール Win…

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