RPA女子

RPAは『女性×働き方改革』の救世主

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「働き方改革」と聞くと、労働時間の削減といった労働環境の整備に注目が集まりがちだが、日本の労働生産性を向上させることも大きな目的の一つにある。

近年、生産力向上の一つの要因として、期待されてきているのが女性の社会進出による労働人口の増加だ。

個々の労働生産性を向上させることも、もちろん重要であるが、出産や育児などの理由から職場から離れた女性に対して社会復帰をサポートし、労働人口そもそもの増加が求められている。

出産退職による経済損失は1.2兆円

出産退職者とその内訳
出産退職による経済損失
出典:第一生命研究所

2018年8月1日に第一生命経済研究所が発表したレポートによると、出産退職による経済損失は1.2兆円にも達すると言われている。

年間約20万人もの女性が出産をきっかけに就業継続をしないということになり、その内訳は正社員7.9万人、パート/派遣11.6万人自営業主/家族従業者/内職0.5万人となっている。

出産退職によって就業していた女性が退職すると、その女性の所得が減るだけではなく、企業の活動もダメージを受ける。

女性が働き続けた場合の所得分と企業が失った分の企業収益を合わせた「経済損失額」は1兆1741億円となる。

つまり、GDPベースで言えば、成長力が1兆1741億円低下していることになるのが現状だ。

しかし、出生動向基本調査(2015年)によると、14歳以下の子供がいる妻の就業意欲のある割合は86.0%もあり、多くの母親が働きたいのにもかかわらず働けていない。

一つの原因として、挙げられるのは正規社員として復帰の難しさだ。

出産のために職場を離れた女性が社会復帰を考えた際、 日本ではリモートやフレックスでの仕事環境の整備が整っている企業が少なく、女性が正規雇用として社会復帰しにくい環境だ。

実際に出産後、働いている女性の7割はパートタイムやアルバイトといった雇用形態で働いている。

_____近年、注目されるRPA女子

__前澤真由美__
プログラム未経験者且つ既婚者二児の母。限られた時間の中、BizRobo!の開発を1か月でマスター。前職で断トツのロボット数を開発。社内コミュニティーにおいて現場開発者の支援、問い合わせ対応をこなす。現在はRPA導入支援企業で勤務

このような状況の中、近年ママさん界隈で注目が集まってきているワードがある。

______「RPA」

RPAとは、 Robotic Process Automation /ロボティック・プロセス・オートメーション の略称で、ロボットの力で定型作業を自動化しようという考え方だ。

ここで、「ロボット」と「母親」が結び付かない方も多いかもしれないが「社会復帰を目指す女性こそRPAを学ぶべき」と発信する女性がいる。

その女性とは、RPA女子として活躍している前澤真由美氏である。

今回、サイボウズ株式会社の社内ステージで行われた 「楽しく長く、を実現させるための働き方改革セミナー」 で登壇された前澤氏に 突撃取材を行った。

2児の母、RPAとの出会いで開かれた道

___________OLからRPA女子へ

前澤氏もRPA女子として活躍されている方のうちの1人である。

しかし、そんな彼女は最初からRPAに携わっていたわけではない。

むしろ、プログラミングも触ったことがない普通のOLだったと言う。

そして、結婚と育児を機に勤めていた会社を退職。

その後、社会復職を考えた際に正社員として働いていく上で、今までに自分に身につけたスキルに不安を感じたという。

過去に彼女が経験した業務に関しては

  • 犬の美容室でのトリマー
  • アパレル販売員
  • アパレル職での事務

「_____本当に、普通だったんですよ(笑)」

そう彼女は語る。

自らのスキル面に不安を抱きながらも、育児をしながらできる仕事を探したという前澤氏。

結局、彼女が行き着いた先は事務派遣業。

_____しかし、この派遣先での出会いで彼女の人生は急変することとなる。

「前澤さん、今日からRPA開発担当ね。ようこそ救世主。」

突然、そう派遣先の上司から伝えらえれ、普通のOLから一転、RPAの世界への一歩目を歩むことになった。

しかし、先にも述べた通り普通のOL。RPAなど聞いたことがなければ、ITに関する知識もない。

いわれるがままに社内研修がスタートし、一定の期間RPAツールの使い方を学んだ後、現場へ放り込まれロボット開発が始まった。

最初の不安もつかの間、彼女は次々にロボットを開発していき、企業内でもトップクラスの開発数を誇るRPA開発者へと成長していった。

「_____しっかりサポート体制さえ整っていれば、誰でもとは言いませんが意外と出来ちゃうんですね。特に女性の方は‼ 事務などの定型業務を経験している方が多くて、自動化のフローを理解しやすくRPA開発に向いているんですよ」

RPAは最新技術のため開発者が足りていない一方、基本的にはプログラミング技術を必要としないように設計されている。

むしろ、業務のフローの理解やExcelなどの業務における基本的なツールに親しみがあることが重要となってくる。

「_____こういったスキルは、女性の方が身に着けていることが多いんですよね。また、現状RPA開発者は全然足りていない上、未経験でスタートする方が多いため、復職に向いているんです。」

今、RPA開発者としての社会復帰が注目されているのは、この需要の高さと時給2000円~5000円と教育に対するコスパの高さにある。

正社員としての求人情報に関して言えば、年収700~1500万円のものも珍しくなく、年収3000万円を提示された事例もあるくらいだ。

また、最新技術であるため開発者が少なく、そのほとんどが初学者である場合が多いため、未経験から初めてキャリア復帰を目指す女性が急増しているのだ。

RPA女子としてのキャリア形成

前澤氏は、女性にこそRPAを使ってほしいと語る。

そう語る背景には、彼女の経験と現在の日本社会がある。

現在、数多くの女性が定例業務を行っている。

そして、定例作業を行っているからこそ、RPA化すべき業務を発見することが出来るのだそうだ。

しかし、日本ではリモートやフレックスでの仕事環境の整備が整っている企業が少なく、女性が正規雇用として社会復帰しにくい状況になっている。

そんな女性がRPAを使いこなしていくことで、その問題の解決に期待ができる。

RPA女子としての仕事は、リモートやフレックスでの仕事も可能なことも多い。

これらのことから、前澤氏は「RPAは女性の社会復帰の救世主である」と発信しているのである。

社会復帰の第一歩として、RPAをぜひ活用してみてはいかがだろうか。

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